特上カバチ!! 第9話
第9話
『サギ師があなたを狙ってる』
田村は事務所に辞表を提出。
美寿々が田村を引きとめようとするが、
田村の決意は固かった。
「信じてくれた人を裏切って
傷つけた自分が許せないんです。」
「一緒に戦ってくれる仲間だと思っていたのに。
私、あなたのこと軽蔑します。」
田村は中華料理屋でバイト。
大野の娘・杏が田村がバイトしてるのを目撃。
父のところへ行き詰め寄る。
「田村さんみたいにいい人にこそ、
法律家でいてもらうべきよ。」
田村と同じアパートに住む文子が練炭自殺を図る。
幸い意識が回復し、病院に運ばずに済んだ。
文子は老人ホームに入ろうと思って
投資していた1000万を解約しようと思ったが、
今解約すると100万しか戻ってこないと言われた。
その投資会社インペリアルトラストは、
大家の晴子が紹介した人気経済アナリストの大河内だった。
契約書には確かに記載はしてあるが、
説明がないのはおかしいと。
田村はもしかすると投資詐欺かもしれないと言う。
泣きつかれた田村は力になることに。
インペリアルトラストに話しをしに行くが、
詐欺というには証拠を出せと言われる。
やり方が許せないと田村。
しかし田村の留守中に、
インペリアルトラストが解約金の100万を
文子に渡し契約書を交わして帰ったと。
文子は契約に納得していないと田村は会社に行くが、
特約は裏面に書いてあると説明される。
「被害者を集め、消費者センターに訴えて、
集団訴訟を起こします!!」
明らかに動揺するインペリアルトラスト側。
「1週間の猶予を差し上げますから、
全額返還してあげて下さい。」
勝ちを確信した田村。
しかしまたインペリアルトラストから連絡が来る。
喫茶店に呼び出されて話し合いをすることになった。
喫茶店に行くと、
相手が突然自分で服を切り裂き、
机をひっくり返し、自分の頬を引っかいた。
そして田村が突然暴力を振るったと。
喫茶店にいた他の客もグルだった。
警察で取り調べを受ける田村。
警察は田村の話を全く信じず、
田村は留置所に放り込まれてしまう。
事務所にも田村が留置所に拘置されていると連絡が入る。
大野は辞めた人間だから放っておけと言うが、
美寿々たちは納得が行かない。
「田村は法を捨ててなかったです。
ひとりで犯罪者集団と戦ってるんです!!
私たちが助けなくてどうするんですか!?」
「親が・・・バカ息子を見捨てることは出来ません!!」
「プライベートな時間にお前達が何をしようが、
俺は知らん。」
「ありがとうございます。」
美寿々たちは田村のところへ。
「してもいない罪を認めたくない!!
なんでですか?
なんで正しい方が罪を認めないといけないんですか!!」
「お前、なんでそんなに悔しいんだ?
なんで泣くほど悔しいんだ?
教えてやろうか?
お前は骨の髄まで法律家なんだよ!!
正しくないことは絶対許さない。
それが熱い法律家の魂だ。」
「俺はやっぱり、法律家として生きて行きたいです。」
「じゃ、法律家らしい戦い方をするしかないわね。」
美寿々は弁護士の検備沢と警察に行く。
インペリアルトラストを虚偽傷害罪で告訴すると。
すると捜査をやり直すことになり、
喫茶店で指紋を調べると、相手側のしか見つからなかった。
よって田村の無罪が証明される。
釈放された田村は美寿々と共に、
大河内に会いに行く。
部下がやったことだと認め、
全額返金する代わり、詐欺罪で訴えないよう言う。
示談書と刑事告訴の取り下げ書を出し、
田村はそれを承諾し判を押す。
文子たちにお金を返した田村と美寿々。
お互い顔を見合わせた。
「さ、最後の詰めといきますか。」
警察に行き、大河内を告訴する田村。
大河内は捕まった。
事務所の前にいる田村に声をかける大野。
「すみません。
あのような形で逃げるように事務所を辞めてしまって。
でもやっぱり俺は法律家として生きて行きたいです。
俺は弱い人達を守る為に戦って行きたいです。
大野事務所に戻らせて下さい。
お願いします。」
頭を下げる田村。
その横を素通りする大野だったが、
田村に声をかけ名刺を投げた。
「田村、もう一度だけチャンスをやる。
ただし、自分の名刺を二度と裏切るな。
その自分の名前の横にある事務所の名前を傷つけるな。
傷をつけない仕事をしてるか常に自分に問いかけろ。
事務所の名前は仲間の名前と一緒だ。
仲間を信じることが大事だ。
仲間は常にお前の名前の横にある。
分かったか!!」
事務所に戻った田村は沢山仕事を押しつけられる。
明日の朝まで終わんないよ~と呟いているとメールが。
『おかえり 美寿々』
美寿々にもメールが届く。
『ただいま タムラ』
メールを見て微笑む美寿々。
大河内が起訴猶予になったとTVで報道される。
「鷲塚弁護士がついたそうだ。」と大野。
その言葉に拳を握り震える田村。
そんな田村に気付き、声をかける美寿々。
「そいつが・・・僕の・・・親父なんです・・・」
最終回は父子対決ですか。
父が竜さんだなんて・・・
ブラマンの総理ですか。
出来れば別の人にしてもらいたかったよ(-_-;)
今回も翔くんにキュンキュンさせられました♪
可愛すぎ~(>艸<*)
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
第8話